寒稽古に耐えたら、子供たちが楽しみにしている鏡開きです。全員が一人ずつ、「えい!」と大きな声を出して、模造刀を振り下ろします。稽古の最後にはお楽しみの風船割り、それから保護者が作ってくれたお雑煮やお汁粉をいただきます。また、小野幌剣道会の全体の写真も撮影します。
級の取得をかけて子供たちの日ごろの稽古の成果を審査していただきます。審査終了後には一人ひとりに、良かった点や改善点などが書かれた審査用紙が渡され、それを励みに今後の稽古に生かします。
豆まきも子供達が大好きな行事です。先生方がステージに一斉に立ち、「鬼は外!福は内!」と、子供たちの成長と剣道会の繁栄を願い、豆やお菓子をまきます。子供たちの動きの素早いこと! 見ている保護者からは「この動きが試合に出れば…」と毎年、苦笑がもれます。
個人戦は小学校4,5年生、中学生は1,2年生のみが出場できる大会です。団体戦もあります。H28年度は、中学生団体チームが3位に入賞することができました。
普段は年齢の枠で戦うことが多い剣道大会ですが、この大会は級別なので初心者でも十分入賞の可能性があります。また、大人の試合もあり、子供たちもお父さんお母さんの応援に力が入ります。
この納会をもって、中学3年生は小野幌剣道会を卒団します。この日は学年に分かれて試合をした後、みんなで食事をして卒団生を祝います。卒団生は皆さんに感謝の言葉を述べ、会からは卒業記念品が贈られます。
8月に行われる「北海道少年剣道錬成大会及び赤胴大会」と、9月に行われる「はまなす国体開催記念 北海道中学生剣道錬成大会」の出場権をかけた一年間で最も重要な試合の一つとなります。
小学生は上位4名が赤胴をつけて個人戦に出場することができます。中学生は男女とも団体戦のみです。小学生、中学生とも厚別区の代表としてメンバーに選出されることは大変名誉なことです。
級位審査は年に2回あります。小学校1年生は10級、2年生は9級、3年生は7級、4年生は5級、5年生は3級、6年生は1級まで取得をすることができます。
小樽で行われるこの大会は、級位審査と重なると出場ができませんが、未就学児の枠もあり、全道から1,000人を超える参加者がある非常に大きな大会です。
旭川で行われる大会には、朝早くマイクロバスをチャーターして出発します。バスの中でのひとときも仲間と楽しく過ごせます。小中学生とも団体戦のみ行われます。
いつもは同じ剣道会でメンバーを組みますが、中体連はそれぞれの中学校が母体となって戦います。学校は違っても、仲間に一生懸命声援を送る小野幌の子供たちが見られます。
例年7月か9月に合宿を行っています。岩見沢や栗山などの札幌近郊で行われることが多いです。保護者はホテルで出て来るようなバイキング料理を子供たちのために用意したり、お父さんバンドで人気の歌を披露して、子供たちは大喜びです。
個人戦は小学生4年生以下の部に始まり学年ごとの代表2名を決める、重要な大会です。小中学校の団体も代表2チームを選出します。代表は9月に行われる全市大会に出場します。
この大会には全道から個人戦出場者が200名近く、団体チームも150を超える人数が参加をします。小学生はこの大会を目標に稽古してきており、まさに晴れ舞台です。
厚別区の代表として、個人戦と団体戦を戦います。小野幌剣道会は、個人で全市優勝(H.26年度)や3位(H.29年度)、団体でも3位(H.27年度)に入るなど、数多くの入賞を果たしています。
この大会は平成元年、砂川市総合体育館で開催された第44回はまなす国体において、北海道残る選手が史上初の全国制覇を成し遂げ、日本一の座を獲得した記念として創設されたものです。全道各地から多くの選手が熱戦を繰り広げ、健全な身体と精神を養っています。通称「砂川大会」と呼ばれています。
5月に行われた予選会を経て、厚別区の代表として、中学校女子ABと中学校男子ABCチームが団体戦で出場しています。
北海道神宮の駐車場で靴を履いたまま試合をするという、一風変わった大会です。秋晴れの下、神宮の森には結婚式や七五三のお参りに訪れる人とともに、剣道の熱い試合でも賑わっています。小学生は、本殿前での厳かな開会式から始まります。
神宮大会では、小学生女子と中学生女子には個人戦があり、H.24年度では小学生女子が個人優勝、H.27年度には中学生女子が個人優勝し、同じく小学生団体が3位に入賞しています。
神宮大会と言えば、養心館の保護者の皆様が提供して下さる、焼き鳥に豚汁、参加賞のパンも楽しみのひとつです。
札幌市厚別区で活動している小野幌剣道会です。